困ったときのFAQ

資金繰りが厳しいのですが

開業後1年が経過しましたが、思うように来患数が伸びません。

それに加えて、今年の4月からの保険点数改訂以降の収入がますます厳しい状況となっています。 資金繰りがとても厳しいので、一時的に短期の資金を借り入れざるを得ません。雑誌広告で見かけた金融会社に確認したところ、金利条件は15%と高いのですが歯科医師ということで直ぐに融資してくれるようですので、300万円の融資を受けようと思うのですがいかがでしょうか。

ご回答

結論から言えば、その条件の融資を受けるべきではないと思います。15%という金利は、最近世間で話題の違法に高い金利ではありませんが、少なくともこのような金利水準での事業資金借入れで、歯科医院経営を成立させるのは難しいということです。ましてや今の先生の状況で、返済の計画が成り立つとも思えません。

「少額だから」「短期間だから」と安易に借りられる資金に手を出してしまうのは、歯科医院経営者として事業を継続していく為には非常に危険な発想です。仮に一般の企業で、確実に3ヶ月後に決済できる資金が確定している場合に、正につなぎの資金として借り入れるケースはあるかもしれません。しかし、残念ながら歯科医院の収益構造を考えた場合には、そんな可能性は有り得ません。

開業時のことを思い出してみてください。おそらく開業資金として大きな金額を借り入れたのではないでしょうか?但しその際には、マーケットリサーチを行って、事業計画を作成し、事業として成り立つかの検討をして「これなら大丈夫」、「この借り入れなら返済をしながら十分やっていける」との確証をもって臨んだはずです。

ぜひ、きちんと事業性を検証して、開業資金を融資してくれたところに相談してみてください。相談すべきは、まずは来患数を増やすためにどうすべきかであり、今の経営に問題が無いかの分析であり、結果的にどうしても借り入れを行う必要があるのであれば、事業を継続して行なう中できちんと返済していくことが可能な条件での借り入れをしたいという順番です。