困ったときのFAQ

良い開業物件がみつからないのですが?

私どもにご相談いただいた段階で、既に先輩や知人の紹介で2年近くも開業物件を探していたA先生、いろいろな種類の物件を見てきたけれどどれもピンとこないとのこと。 開業を決意されるまでも若干時間がかかっており、この時ご自分の年齢が既に37歳という意識が強く、その為か若干あせりがあったようです。

ご回答

まずお聞きしました。

・開業地としては、どこか特定の地域や立地環境をイメージしていますか?

・テナントか戸建てか?あるいは大きさなど開業の形態はイメージしていますか?

・何か専門性を打ち出した形での開業をイメージされますか?

これに対するお答えは「良い開業物件があればどこでも良いが、オフィスの多い都市型のビルテナントに入りたい」「スタディグループ等で若干勉強したので矯正や審美的なことも行いたいが、経営的なことを考えると一般GPの分野で、しっかり患者さんがつくところを優先したい」ということでした。これでは、いきなり特定の物件が決まるはずはありません。物件をご紹介したくとも、探す手がかりがなかなかありません。

そこで先生と一緒にそれぞれの物件の特徴をご説明しながら2ヶ月程度をかけて3種類の特徴的な物件の検討をしました。一つは都心の比較的大型のオフィスビルのテナント物件で、二つ目は郊外型の中堅スーパーの駐車場内に建設予定のテナント物件、最後に都内の住宅地内にあるコンビニエンスストア2階のテナント物件です。結果的にA先生は、三番目のテナント物件での開業を選択されました。最後の物件は、それまでの打ち合わせの中で、当初お聞きしたころより若干具体的になってきた先生の条件や資金計画と少しづつ整合をとった物件でした。都内ながら住宅地の4階建ての2階部分で、スペース的にはほぼ30坪、若干天井高が不足していましたが内装で配管を工夫し、ユニット4台の配管が十分に可能で、1台分を若干セパレートすることで、自費の患者さんにもゆったり説明できるものでした。立地的にも大型団地と戸建て住宅の境界のような立地の物件でしたので、お子さんから、お年寄りまで住民のプロフィールはまさにGPメインの自費分も結構多い状況を期待できます。

開業後はまず保険の患者さんが中心でしたが、自費の割合もすぐに高くなり、驚くほどの成功となりました。よくある話しじゃないかと笑われる先生も多いでしょう。そうです実際に私どもにも非常によくある質問・相談です。しかし、ご自分の開業にきちんとしたイメージもなく、事業計画の概念もない、漠然と物件を探していた時には良い物件が出てきても、良い物件の条件がはっきりしていなかったため、「もっと良い物件があるのではないか」と思うと最終決定することが出来なかったそうです。自分にとっての良い物件と他人にとっての良い物件は違います。

自分のイメージを具体化し、物件の立地や環境によっての患者層の違いや賃貸条件の特徴などをこちらも具体的なイメージとして比較しなければ、最終決定する判断基準ができないのです。